(この記事は、2016年7月の記事です。2018年5月に更新しました。)
KauKauマガジン創刊12周年記念特別企画
「買うなら凄いモノ 10の極上ハワイ」
その1から、シリーズでお伝えしている
逸品の数々。今日はその2をお届けします。
編集部が1,000軒歩いて見つけた
極上ハワイの紹介はまだまだ続きます。
マキシ
ハワイアンジュエリーのサーフボードの置物 $4,800

伝統に革新を仕掛ける男の
やんちゃなアバンギャルド
BMWのスケートボードやコミックのフィギュアなど少年っぽい趣味がところどころに見え隠れし、今どきの世界観に包まれた一室。ハワイアンジュエリー「マキシ」のオーナーかつデザイナーのハワード・ミアオ氏の工房だ。
ハワイアンジュエリーといえば、ハワイ王朝最後の女王リリウオカラニのバングルに歴史をたどる特別なアイテム。それだけに工房といえば重厚な感じを想像するが、むしろそこに漂うのは男子の基地か、あるいは男のガレージといったワクワク感。ぶれずに伝統の筋は通しつつ、時代のセンス、遊び心を仕掛け、ここで自由闊達にハワイアンジュエリーを創造している。彼が世に出すジュエリーは、女性らしい作品はさておき、大人の男に似合うアバンギャルドな個性こそ真骨頂。例えば社長室のデスクにでも置きたい、この突き抜けたサーフボード。錆びていないか、慣れすぎていないか。 ふと目に留めるたびに、警鐘を鳴らし、エールを送ってくれることだろう。

2250 Kalakaua Ave.,#109(ワイキキショッピングプラザ1F)
電話:808-924-9389
営業:10:00~22:00
休み:無休
カールドヴィカ(旧トゥルーフォー)
モンテクリスティのパナマ帽 $5,150聖地の小さな村とつながる
ハワイだからこその幸運
太平洋上の桃源郷のようで、ルーツさまざまな文化や人が交わるハワイ。その甲斐あり、街を歩いていると、レストランでも店でも、面白い出会いがふとやってくる。ワイキキの帽子店「トゥルーフォー」もそんな1軒だ。
エクアドルの特産、パナマハットを専門とするこの店で、別格の存在感を持つのが、モンテクリスティ周辺のピレ村で編まれたもの。時には1年掛け完成する帽子は、手に取ればシルクを超えるなめらかさを放つ。南米の小さな村で生まれる世界の逸品を、スチーマーを使いカスタムフィットさせ、自分だけの逸品にしてくれるぜいたく。多様性に恵まれ、ホスピタリティのセンスと術に富んだハワイゆえの洒脱な買い物を、見逃す手はない。

カールドヴィカ(旧トゥルーフォー)
227 Lewers St.,#128(ワイキキ・ビーチウォーク1F)他
電話:808-921-8040
営業:10:00~23:00
休み:無休
www.truffaux.com
レザーソウル
ジョンロブ チャペル $1,855
色:ダークブラウン・ミュージアム・カーフ

紳士と野性の静かな共存
大いなる自己投資
社会的立ち位置を誇示し、自らを鼓舞する攻めのアイテムが腕時計だとしたら、その対極にあって、男の生き様を静かに語るのが靴なのかもしれない。その際たるものが、知る人にとっては熱狂的、知らない人はまったく知らない存在、ジョンロブの靴だ。けれど、ビスポークを出自とする靴は、脱いだ時にこそ目を引き寄せ、艶を放つ。たとえこの名品を知らない女性でも、脱がれた後も美しい佇まいに、この靴を履く男の格を瞬間的にキャッチするだろう。
そう、ジョンロブといえばゴールドラッシュに沸くオーストラリアで、鉱夫のために金塊を隠せるブーツを作ったのが、ブランド誕生秘話なのは有名だ。野性的DNAと紳士的な容姿を併せ持つ一足に、男の理想を重ねる自己投資も悪くない。Leather Soul/レザーソウル
2233 Kalakaua Ave.,#301(ロイヤルハワイアンセンターB館3F)他
電話:808-922-0777
営業:10:00~22:00
休み:無休
www.leathersoul.com
買うなら凄いモノ10の極上ハワイは
その3へと続きます。
「買うなら凄いモノ 10の極上ハワイその1」から読む
「買うなら凄いモノ 10の極上ハワイその 3」を読む