ハワイ時間2022年11月18日(金)、11月19日(土)の2日間にわたり、ANAが主催する音楽イベント「ANA 'Aha Mele(アハメレ)」がハワイで開催されました。18日はANAの社員の方による植樹活動、19日は豪華ゲストを招いた音楽イベントがワイキキで行われました。
こちらの記事では「ANA 'Aha Mele」のイベントレポートをお届けします!

ハワイ時間2022年11月18日(金)、11月19日(土)の2日間にわたり、ANAが主催する音楽イベント「ANA 'Aha Mele(アハメレ)」がハワイで開催されました。18日はANAの社員の方による植樹活動、19日は豪華ゲストを招いた音楽イベントがワイキキで行われました。
こちらの記事では「ANA 'Aha Mele」のイベントレポートをお届けします!
イベント初日の11月18日(金)の朝にはANAの職員の方達によるミロの木の植樹が行われました!
ミロの木は1本で4人家族が1週間ハワイに滞在した場合の酸素を供給することができると言われています。東京~ハワイ路線に就航しているANAの2階建て飛行機で、空飛ぶウミガメとも呼ばれるエアバスA380型機「FLYING HONU」の定員は520人。イベント開催期間の2日間で訪れる想定の1040人(520人×2便)の酸素を賄うために、260本の植樹をするというのが今回の活動です。
今回植樹を行ったのは、ハワイのノースショアの東側にある「ガンストック牧場」。850エーカーもある広大な牧場で乗馬やバギーツアーも楽しむことができる場所です。
ここから7分ほど歩いて植樹ポイントまで向かいます。見渡す限り美しい農園が広がり気持ちがいいです!
植樹の場所に到着するとANAの看板が!実は、2019年の「ANA HONOLULU MUSIC WEEK」を実施した約3年前にもこの場所に植樹が行われました。
スポットに着いたら早速、植樹開始!まずはデモンストレーションを見せてもらい、植え方を教えていただきます。
一本一本のミロの木に命を吹き込むように、思いを込めて植えてあげるのが大切というお話をしてくださり感動的。この広い大地で苗木の新しい生活がここからはじまっていくと思うと嬉しいですね。
農場のスタッフたちに見守ってもらいながら、ANAスタッフで手分けして植樹作業を進めていきます。丁寧に植え方を教えてくださるので安心です。
作業手順はこんな感じ。まず植えるための穴を綺麗に作り、苗木の土を揉みほぐして柔らかくします。優しく苗木を取り出して穴に入れます。石のような見た目の肥料をふたつ入れてあげて、土でしっかりと植えてあげます。最後に苗が倒れてしまわないように添え木とバンドで結束してあげたら完成。この作業を繰り返し行います。
仕上げに植えたところに肥料をかけてあげて完成です!これをかけてあげると木の成長が早くなるとのこと。
ミロの木はハワイの木として有名なコアウッドよりも希少で、かつては王室だけが使えるものだったそうですが、現在はウクレレの素材としても重宝されており、音楽や文化を大切にしたいというANA ʻAha Meleのコンセプトとも合致しています。
葉っぱはハートの形をしていて、ハイビスカスに似た黄色い花が咲くとのことで、成長すると高さ5〜10メートルほどにまで大きくなります。
植樹を終えた皆さんの手は土で真っ黒ですが、達成感のある清々しい顔!この日は予定していた260本を超え、全部で273本を植えることができました!
こちらは3年前に実施した植樹で植えたミロの木です。先ほど植えたばかりの苗木と比べるとしっかりとした幹が出来上がってきています。今回植えたミロの木と合わせて成長が楽しみですね!
植樹の翌日、11月19日(土)10時から行われたのは世界的ピアニスト辻井伸行さんによる音楽教室。ハワイの地元の小学生を招き、音楽の素晴らしさ、楽しさを一緒に感じられるようなワークショップとなっていました。
音楽教室の中のインタビューでは、小学生の時からショパンの幻想即興曲を弾きこなしていたという辻井さん。小さい頃は点字の楽譜で曲を勉強、練習していたそうですが、楽譜によっては点字楽譜があるものとないものがあり、左手のパート・右手のパートをそれぞれ録音したものを作ってもらい、それを聴きながら練習をすることもあったそうです。
ワークショップでは絶対音感の持ち主である辻井さんが、子供たちが弾いた音を当てて、同じように弾くゲームが行われました。そのゲームに参加した子供からは「信じられない。1つも音を間違わずに弾くなんて!」「凄すぎてなんて言っていいかわからない!」というコメントが出るほど。また子どもたちとの楽しい連弾も行われました。
その後11時からの辻井伸行さんによるミニコンサートでは、バッハ:主よ人の望みと喜びよ、ドビュッシー:月の光、ショパン:英雄ポロネーズ、リスト:ラ・カンパネラの4曲が演奏されました。
4曲の演奏後は大きな拍手と共に、ハナホウ!(アンコール!)の声があがり、アンコール曲では小さい頃から即興演奏が好きだったという辻井さんによるハワイにインスピレーションを受けた即興曲が披露されました。
ハワイアンソングを思わせるメロディーも盛り込まれた、ハワイの海の波の音や風の香りがしてきそうな聴いていて心地安らぐ素敵な一曲には、会場の皆さんから盛大な拍手が送られました!
ミニコンサートの様子、辻井さんによるハワイにインスピレーションを受けた曲(26:00あたりから)はKAUKAUのインスタグラムライブでもお届けしたのでこちらからご覧ください。
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イベントの後には参加した子供たちとの写真撮影や、レイの進呈などが行われ、ハワイの子供達と辻井さんの微笑ましい姿をのぞむこともできました。
また、音楽教室、ミニコンサートの後には辻井伸行さんにインタビューをさせていただきました。ハワイに関する質問や今回の音楽教室に対する思いなどを伺っているのでぜひこちらからご覧ください。
2009年から開催されているウクレレピクニック・イン・ハワイ。2022年は、初の試みとしてANAプレゼンツ ウクレレ・ピクニック・コンサートとして、ANA ‘Aha Meleの午後の部に開催されました。
日本からは関口和之さん率いる関口バンド+野村義男さん、植田あゆみさん(ゲストヴォーカル)、また名パーカッショニストのロパカ・コロンさんを迎えたスペシャルコラボステージ。
ご存知、関口さんはサザンオールスターズのベーシストであり、このウクレレピクニック・イン・ハワイのプロデューサーでもおられます!
こちらはMCも努めたジョディ・カミサトさんとウクレレ ハレ・ケイキの演奏で、いろんな世代の子どもたちが迫力ある、息の合った合奏のパフォーマンスを披露しました。
ハワイのグラミー賞と言われるナ・ホク・ハノハノ・アワードの歴代受賞者たちの素晴らしい演奏やフラダンサー、カヴェナ・メクラーさんのダンスも繰り広げられました。
また飛び入り参加で、ハワイ島から来られていたマーク・ヤマナカさんもサプライズ出演され、演奏や美しい歌声で会場を沸かせました!
ヘッドライナーとなったのはカムエラ・キモケオとヒイクアのトリオ。カヴェナ・メクラーさんもフラのパフォーマンスで再び登場。トリオのみなさんそれぞれがハワイ文化やハワイ音楽の継承やハワイの次世代ミュージシャンの育成にも携わっておられるそうです。圧巻のハーモニーとリズムは、ヘッドライナーにふさわしい素晴らしい演奏でした!
最後はすべてのパフォーマーが総出演!会場の観客も手をつないで見守る人たちも多く、夕暮れの風がダイヤモンドヘッドからそよぐ中、温かい雰囲気でANA ’Aha Mele、そしてウクレレピクニック・コンサートのフィナーレとなりました。
ANA ‘Aha Meleが行われた11月19日(土)に、ANAの井上慎一社長から今回のイベントについて、またこれからのハワイに対する取り組みについて、そしてみなさまへ向けたメッセージなどもいただきました。
井上社長のインタビューはこちらからご覧ください。
ANA ‘Aha Mele としては今年が初となったANA主催の今回の音楽イベント。日本とハワイの架け橋になるような素敵なイベントとして来年の開催も期待されます!
また、井上社長のメッセージの中のコメントにもあったように、ANAではこれから日本ーハワイ便の増便を計画中。みなさまぜひFLYING HONUに乗ってハワイに遊びに来てくださいね。