レストランでのチップは15%が目安。
ですが、特別にいいサービスをしてもらった!
というときや、追加で手間をかけたときは
20%くらい奮発します。
さてここで練習問題です。
ちゃちゃっと、チップの計算、できますか??
これはクレジットカードで支払いのケース。
「チェックプリーズ」とお勘定をお願いし、
Bill(勘定書き)を受とり、クレジットカードを
渡すと、下の写真のように、チップが手書きで
書きこめるレシートが戻ってきます。
食事代の合計は$212。

チップは、携帯や電卓を取り出して、
細かく計算する必要はなく、だいたいで
よいのです。
ざっと計算するコツはこちら!
●小計(subtotal)の10%と20%を
ざっくり計算してみて、その真ん中あたりで適当に。
●迷ったら心持ち、多目に丸めとけば安全。
この場合、$212の総額を、仮に$200と考えると
計算しやすいです。
10%が$20、20%が$40、中とって15%は$30。
総額をちょっと少なく丸めて計算したので、
$30+ちょっとだな、という感じで考えればOK!
きっちり15%支払う場合、$31.80となります。
この日は人数がちょっと多かったので、
$35払いました。
このように自分で計算して
Tip(チップ)と、Total amount (合計)
とSignature(サイン)を書きこめば
支払い終了です。チップを加算した合計で
再度カードを切り直したりはしません。
現金で払う場合には、チップをテーブルか、
Billのホルダーの中に残していけばOKです。
じゃあもう一問いきましょう!
Amount(小計)は$46.65でした。
チップ、どのくらい払いますか??

計算しやすいように、小計を$45と丸めて、
10%で$4.50、20%で$9ですね。
大体真ん中あたりってことで$7でOK!
ちなみに、クレジットカード払いの場合、
レシートが2枚きて、
片方はお店用で「Merchant copy」や「Store Copy」
と書いてあるもの
(チップと総額とサインを記入して渡す)
もう片方はお客様控え用で
「customer copy」と書いてあります。
(自分の記録として保管する)
紛らわしいですが、しっかり確認しましょう!

だいたいこの赤丸のあたり、
レシートの下のほうに書いてありますので
レシートがきたら、最初にチェックです。
2枚ともまったく同じで、どっちを提出してもOK、
というお店もあります。
同じ飲食店でも、カフェになると、少し
チップの払い方も変わってきます。
テーブルサービスのないカフェ(自分で買って
好きな席に座って飲食するようなカフェ)
やフードコートやカフェテリア式のお店などは
レジ横にこのようなチップ入れがあることがあります。

ここにチップを入れてください!ということなので
ここでは、何%にとらわれず、気持ちのチップを
払うのが良いでしょう。(チップジャーといいます)
基本的にこのようなカフェでのチップは
必ず払わなければならない、ということは
ありませんが、アメリカ人の大人は、
支払い後のお釣りをここに入れたり、
何ドルか別にお札を入れたりして、カフェでも
必ずチップを払う、という人もいます。
スパでも、セラピストに対しても同じように、
15%を目安に、チップを払います。
高級スパでは最初から15-18%のチップが
自動的に総額に乗せられてくることがあるので
注意しましょう。
大体一時間$60くらいのスパが多いと思います。
その場合は、10%で$6、20%で$12なので、
中をとって、$9-10くらいだな!と簡単に計算
できますね。
●荷物を運んでもらった場合
大きなトランク一つあたり$1-2。
たとえば、家族全員の荷物トランク3つに
あと色々→$5とかそういう感じでざっくり。
●ルームサービスや、部屋に何かを
持ってきてもらった場合
一回につき$1-2
●ベッドメイク
毎日一人当たり$1をベッドサイドに置く、
というのが一般的。
ただし最終日にまとめて、泊数分置く。
というアメリカ人もいるので、
チップのお作法も人それぞれみたいです。
今日置くのわすれちゃったーというときは
最終日に多めに置いておく、でOKでしょう。
●バレーパーキング(車を預ける)
預ける時にはチップは払わず、
帰るときにチップを払う。
ホテルやレストランの格にもよりますが、
一回$3-10くらい渡すようです。
よく車のドアを閉めてもらう前に、
バレーのスタッフとすっと握手を
している人をよくみますが、
あれは大体、手の中に入れておいた
チップを握手しながら
そのまま渡しています。
スタッフも決してその場で金額を
確認したりはしません。
アメリカの大人のカッコいいマナーです。
タクシーもメーター料金の15%のチップを
支払います。重い荷物をトランクに運んで
くれたりした場合にも荷物一つにつき
$1の目安でチップを追加します。
日本にはないチップという風習。
「高いな〜」「できれば払いたくない」と思う
のが人情ですが、アメリカの接客業の給与は
賃金が安くその分、頑張ればいいチップを
受け取れるというインセンティブになっています。
気持ちよく、接客を受けるためにも、
チップはハワイステイの潤滑油!と割り切って。
特にホテルのステイの最初にいいチップを
弾むと、その後のサービスが良くなりますよ!
最後に、サービスが良くなかった時は
チップをまったく置かなくてよいか?
というと、それでも最低でも10%のチップは
おくべきです。
チップは店内の他部門のスタッフとも分け合う
ので、あなたがまったくチップを置かなかったら
そのスタッフ自身が、自腹を切らねばならない
ことも。
文句があるなら、マネジャーを呼んで
クレームを伝えましょう。
何も言わずにチップを置かない、
というのは非常識な行為と心得ましょう。
慣れればカンタンです。
チップ苦手意識は今日で終わり!