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これを知ればハワイ上級者!ハワイのピジン英語って何?ピジン英語とハワイで使われている日本語由来の言葉もご紹介!

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2020/10/02 17:00 2020/10/01 09:49 UPDATE

ハワイはアメリカなので英語が共通言語ですが、その中にも、ピジン英語と言われるハワイならではの言葉があります。今回はそのピジン英語と、日常的に使われている日本語由来のピジン英語もご紹介します。

ピジン英語とハワイで使われる日本語由来の言葉

ピジン英語って何?

ハワイには古くから使われている独自の言語、「ハワイ語」があります。それに加え、「ピジン英語」というのがあるのをご存知ですか?ハワイ・クレオール英語とも呼ばれます。

1835年に一番最初のサトウキビ畑が作られ、中国、ポルトガル、日本、韓国、プエルトリコ、ロシア、スペイン、フィリピンなどからたくさんの労働者がやってきました。彼らは英語が完璧に話せるわけではなかったので、自分たちの言語と英語を混ぜて会話をしていました。

その後、その労働者の家族たちがハワイへ移住してきます。その人たちの子供が生まれ、子供たちは親の話す言語+学校では英語を学んでいくうちに、移民たちの母国語と英語とが混ざった「ピジン英語」が、ハワイ独自のスタイルで発展していきました。

現在ではピジン英語も、ハワイの人が日常的に使う言葉として生活の中に溶け込んでいます。

 

 

ピジン語の発音

ピジン英語の元となる言語は英語なのでほとんどの言葉が英語ですが、発音が違ったり、意味が違ったりします。

例えば、thの発音をtやdで発音します。
数字の3を表す「three (スリー)」はピジン英語では木を表す「tree (トゥリー)」と同じ発音。考えるという意味を表す「think (シンク)」は「tink (ティンク)」と発音されます。
また、「the(ザ)」は、「Da(ダ)」と発音されます。

そして、母音のあとの「r」は発音をしません。
駐車場の意味を表す「parking (パーキング)」は「paking」日本人からしたら発音的には同じですが、Rの舌を巻く発音がなくなるので、日本人的には発音しやすいかも。
同じくサンダルの意味を表す「slipper (スリッパー)」も、ピジン英語になると「slippah」と、Rの発音が無くなります。

SoHa Livingのサイン

ちなみにHemoとはハワイ語で脱ぐなどの意味。ハワイは日本のように、家の中では靴を脱ぐ習慣があり、このサインは「スリッパ(サンダル)脱いでね!」と言う意味になります。

 

 

ピジン英語の表現

上記で紹介したように、通常の英語と、ピジン英語では言い方が違ったり意味が違ったりするものがたくさんあります。

例えば、

●鳥肌
英語→Goose bumps(グースバンプス)
ピジン英語→Chicken Skin(チキンスキン)

●たくさん
英語→a lot, plenty(ア ロット、プレンティー)
ピジン英語→choke(チョーク)
ちなみにチョークとは英語で、詰まらせる、などの意味で全く違う意味。

●お喋り、雑談をする
英語→chat(チャット)
ピジン英語→talk story(トークストーリー)

また、よくハワイのお店にあるTシャツやサインで見る「Da kine(ダ・カイン)」「Howzit(ハウジット)」もピジン英語の表現!
「Da kine(That kind)」とはそれ、あれ、のような意味で使います。例えば、「You know da kine?」=あれ知ってる?

「Howzit」は英語でいうと、「How’s it going?」=調子はどう?、やあ!といった意味です。

また、「Shoots!(シューツ)」もよく使う表現。Shootsは、英語でいうとOKのような意味。電話を切る時や、友達とお別れする時なども使う言葉です。

local motion hawaiith_ローカルモーションの商品:車のナンバープレートカバー

 

 

ハワイ語由来のピジン英語

また現在、全てハワイ語を使って会話する人はいませんが、ハワイ語の単語は日常的に使われています。これもピジン英語の1つ。
例えば、

pau(パウ)- 終わる
puka(プカ)- 穴
lanai(ラナイ)- ベランダ
okole(オコレ)- おしり

などがそのうちのいくつかの言葉。
ベランダを意味するラナイはハワイ好きな皆さんも聞いたこと&使ったことがあるのでは?

 

日本語由来のピジン英語

日本からの労働者がたくさんいたハワイでは、日本語由来のピジン語言葉もあります。例えば、

obake(おばけ)- おばけ
shi-shi(しーしー)- トイレに行く
bocha(ぼちゃ)- お風呂に入る
giri giri(ぎりぎり)- つむじ

Shi-shiやGiri giriなどはハワイアンもよく使う言葉ですが、ObakeやBochaなどは特にローカルジャパニーズが使う単語です。

Bochaは水がはねるときの音として日本人が使う「ボチャッ(またはぼちゃん)」と言う擬音語から来ています。

ちなみに、Shi-shiは日本語から来たとも言われていますが、ポルトガル語でおしっこをすることを「xi xi(シーシー)」と言うそうで、そこから来た言葉だとも言われています。

Giri giriは日本人にはあまり聞きなれませんが、江戸時代頃つむじを表すことばでギリギリが使われていたそうです。

また最近はアメリカ本土の方でも使う方はいますが、Shoyu、Bento、Musubi、okazuなども、ハワイでは日常的に使われる日本語起源の言葉です。

アロハ醤油公式HPより

 

 

いかがでしたか?今回は、ピジン語の基本と、みなさんも聞いたことがあるであろうハワイ語のピジン英語や、ハワイで日常的に使われている日本語由来のピジン英語をご紹介しました。次回ハワイに来る際は耳をすませて、ローカルたちの会話を聞いてみてくださいね!

参考:https://www.hawaii.edu/satocenter/
langnet/definitions/hce.html#bkgd-hce

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