今ハワイで大流行中のメキシカンフードの1つ、「ビリアタコス」。数あるフードトラックやお店の中でも特にハワイのローカルに大人気のラ・ビリアでビリアタコスについて徹底取材してきました!
ハワイで今大流行中の「ビリア」って何!?カカアコに新しくオープンしたビリアのフードトラック「ラ・ビリア」でビリアタコスを食べてみた!
ハワイの大人気フードトラック「ラ・ビリア」大紹介!
ビリアって何?
ビリアは元々、メキシコのハリスコという地域で食べられていたメキシカン料理。メキシコのオリジナルメニューでは、ヤギのお肉を使っていて、少し硬いヤギ肉を柔らかくするために長時間煮込んだお肉のシチューです。
ビリアタコスは、その煮込んだお肉をトルティーヤに入れて作ったタコスです。
そしてビリアタコスが他のタコスと違う1番のポイントはお肉とスパイスを一緒に煮込んだスープにタコスをディップして食べる点!このスープは ”コンソメ” と呼ばれています。
サンドイッチを肉汁に浸して食べる、フレンチディップサンドイッチのようなお料理がビリアタコスです。
アメリカにビリアタコスが来たときには癖の強いヤギ肉の代わりに牛肉を使用、またタコスの中にチーズがたっぷり入っているのもアメリカのビリアタコスの特徴です。
ちなみにハワイでは2020年後半に爆発的流行に!現在ではたくさんのビリアフードトラックが登場しています。
そんな中でもラ・ビリアはハワイのビリアブーム先駆けとなったお店の1つ。ハワイのローカルに大人気のお店です。
ラ・ビリアについて
パールリッジに2020年末、突如登場したビリア専門のフードトラック「ラ・ビリア」。パールリッジのトラックは1月に36,000個ものタコスが売れるほどの大人気店!
そのフードトラックが先日、カカアコにも出店をしました。
ラ・ビリアのシェフは元々ワイキキのメキシカンレストラン「BUHO ブホ」のエグゼクティブシェフ。ハワイのメキシカン料理界でももっとも有名なシェフの1人です。
こちらのトラックでは主に、メキシコ出身のオーナー・シェフ、アートロさんが作るメキシコ・ハリスコの伝統的なレシピで作られた本格的なビリアと、マウイ出身で小さい頃からサイミンを食べて育ったオーナー、日系ジャスティンさんがビリアとサイミンを組み合わせて作ったビリアサイミンが楽しめます。
アメリカではヤギを食べる習慣はほとんどないので、こちらでもお肉はヤギ肉の代わりに牛肉を使用しています。
ラ・ビリアでは本場の味をできる限り再現するためにビリアのキーとなるチリは新鮮なものをメキシコから直輸入するこだわり。
また、ビリアに使われているお肉は24時間スパイスなどでマリネし、12時間かけじっくり煮込まれています。なのでビリア1つ作るのにも2日がかりの大仕事!
フードトラックでのみ営業しているこちらのお店ですがタコス一つにも手間暇かかった本格派です。
ラ・ビリアのメニュー
ラ・ビリアのメインのメニューはシンプルに、ビリアケソパック(辛くないビリアタコス)、ヘルファイヤータコス(ピリ辛なタコス)、ビリアサイミンの3種類!
美味しいラ・ビリアのメニューをご紹介!
ビリアケソタコス(3つ入り)$12.00
プレーンのビリアタコス。じっくりと煮込まれた牛肉のスープに浸していただきます。タコスの外側は、牛肉を煮込んだ際に出た脂でカリッと焼かれていて、中のお肉は長時間煮込まれているのでほろほろ。タコスを噛んだ時のクリスピーな食感と、スープに浸した部分のジュワッと溢れ出る旨味のコンビネーションが最高です。
程よく脂身の残った牛肉とチーズの濃厚さに生の玉ねぎとパクチーのフレッシュさ加わりバランスが良い一品!
ヘルファイヤータコス(2つ入り)$12.00
ゴーストペッパーが使われたピリ辛のタコス!辛い物好きでも後半はちょっとピリピリと口の周りに刺激を感じる辛さほどのです。辛いだけでなく、辛さの中にも牛肉の美味しさがぎゅっと詰まっていて、そこにチーズのまろやかさが相まって次から次へと食べてしまいます。
辛いのが好きな人なら絶対にこっちがおすすめ!
このちょっとピリ辛のビリアと一緒に頼んで欲しいのが、こちらのドリンク!
ホチャータ $4.00
ホチャータとは、メキシコの伝統的なドリンクで、お米を主原料にした牛乳のようなミルキーなドリンクです。ミルクのようなドリンクの中にはシナモンも入っていて、辛いものを食べた後に飲むと舌の辛みをさーっと和らげてくれるのでどんどん食が進んでしまう、オーナージャスティンさんおすすめのペアリング!
ちなみに$4でエスプレッソを加えることもできます。写真はエスプレッソを加えたもの。
エスプレッソを加えると少し苦味が加わり、ホチャータと混ざることでカフェモカのような味に!
ビリアサイミン $12.00
マウイ島出身のジャスティンさんの馴染みのサイミンとビリアを掛け合わせたメニュー!スパイスで真っ赤ですが辛くはなく、ビリアのスープがちぢれ麺に絡んで絶品。中に入っているパクチーの新鮮な香りと、トッピングのカリカリなトルティーヤがいいアクセントです。
これぞハワイオリジナルのアレンジビリア料理!
ちなみに伝統的なメキシカン料理を再現しているラ・ビリアのトルティーヤはコーンのトルティーヤが使われています。
「コーントルティーヤがさらにメキシコ料理を伝統的な味に近づけてくれるんだ!」オーナーのジャスティンさん。
たくさんのこだわりの詰まった美味しいビリアタコスが食べたいなら絶対にココ!
フードトラックの場所・営業時間
ラ・ビリアは現在、オアフ島に2店舗あります。
パールリッジ店
営業時間:11:00〜17:00(なくなり次第閉店)
場所:パールリッジセンターのシアーズ近く、レナーズマラサダのトラックの隣に停まっている黄色いトラック
カカアコ店
営業時間:11:00〜15:00(なくなり次第閉店)
場所:マザーウォルドロン公園のクック通り側に停まっている紺色のトラック
「メキシコといえばストリートタコス。フードトラックで料理を買って道端で食べる、そのメキシコならではの楽しみ方をして欲しいから、これからもフードトラックのみで営業していくよ!」とオーナーのジャスティンさん。
ハワイで今大流行しているビリアタコス、ぜひ一度お試しあれ!