ハワイのスーパーでは、白米や海苔、醤油や納豆など、日本ならではの食材が今や色々と手に入ります。それだけでなく、アメリカに進出した日本ブランドが、海外市場にフィットするユニークな商品開発やハワイ限定のフレーバーを展開しているケースも少なくないんです。
よく知っているメーカーなのに「あれ?こんなの日本で売ってたっけ?」というパッケージがあったら、海外限定商品の可能性大!

というわけで、こちらの記事ではそんな進化系ジャパンブランドをリサーチしてみました!日本では正統派で知られるメーカーも、ハワイではニッチな商品を販売していることもあり、改めて海外で頑張るジャパンブランドに愛着が湧くこと間違いなしです♪
商品の情報は2024年8月20日時点のものです。商品の価格、販売状況は変わることがありますのでご了承ください。※商品は「ドン・キホーテ ホノルル」、「ABCストア」調べ。
調味料から飲料、カップ麺まで。ハワイで愛されるジャパンブランド一挙紹介
キッコーマン
海外で進化を遂げ、なおかつその商品ラインナップも圧倒的に多かったのが「キッコーマン」。
キッコーマンと言えば、醤油やみりん、料理酒、麺つゆなど調味料のイメージがありますが、ハワイではチャーハンや炒め物などのごはんの素をはじめ、○○ソースなどもわんさかあって見ているだけでも楽しいんです!

まずは醤油。ラベルも日本のものとは雰囲気が違い、ロゴもカラーリングも主張強めでかっこいい。左の緑のボトルは減塩タイプです。

テーブルに置ける醤油差しバージョンは、ハワイでも人気!ドンキ以外にも扱っているスーパーが多いんです。右の緑色の蓋は減塩醤油。この醤油に限らず、アメリカの商品は色で種類を見分けられるようにしているものが多いです。

タンクに入ったアメリカンスタイルな醤油も。牛乳やジュースなどもタンクで売っていて、こういうジャンボサイズを見つけると「海外だなぁ〜」と思ってしまいますね。

右は刺身醤油ですが、左は「スイート・ソイ・ソース・フォー・ライス」と書かかれたご飯用甘口醤油。独特の甘辛い味わいがありパッタイやチャーハンなどにもよく合うそうですよ。

こちらの棚はすべてキッコーマンのソース類!テリヤキソース、ディップソース、スイート&サワーソース、オレンジソース、チリソースなど、種類も味もバリエーション豊富!ちなみに、キッコーマンは日本でも照り焼きのたれや焼き肉のたれなどを展開していますが、洋風の調味料はそれほど多くありません。海外ではマーケットに合わせて独自の商品展開を行なっていることがうかがえます。

左からシリラチャー・マヨ、ワサビソース、スイート・ソイ・グレーズ。日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、シリラチャーマヨは、サンドイッチやラップのソースやディップなど多用途に使えるピリ辛味。スイート・ソイ・グレーズは醤油の濃厚な味わいとみりんを合わせた商品。ハンバーガーの味付けや肉、魚、野菜など、あらゆる食材に合う万能ソースなのだそう。
サッポロ一番(サンヨー食品)
ハワイのお土産としても人気のカップ麺やインスタントラーメン。定番の醤油味(ORIGINAL)に加えて、サッポロ一番ではチキン、ビーフ、シュリンプ、ホット&スパイシーチキンの5種類を展開。色分けもカラフルでかわいいですね。茶色は日本だと味噌味になることが多いですが、こちらではビーフ味に。※カップ麺もあります。


加えて、日本でも売っているソースやきそば(左)もご紹介。なぜかやきそばだけ、袋の向きが違うのが不思議(ラーメンはすべて横向きなのに、やきそばだけ縦向き<ポテトチップスと同じで上下に開け口がある>なのです)。
ラーメンもやきそばも1個¢85と激安でした。円安の今、旅費節約にも貢献してくれそうですね!
マルちゃん(東洋水産)
マルちゃんのインスタントラーメンは、ジャケ買いしたくなるほどパッケージがキュート!カラーリングもロゴもお菓子のようなかわいらしさで購買欲をくすぐってきます。フレーバーは塩味、チキン、ビーフ、シュリンプの4種類。1個¢49とサッポロ一番よりもさらにお安いです。※カップ麺もありました。

ラーメンとは対照的に、カップ焼きそばは男気あふれるパッケージの「ファイヤー・ヤキソバ スパイシービーフ」「テリヤキビーフ」「コリアンBBQ」の3種類を展開。


1個$1.59。パンチの効いたフレーバーが揃っていて食べ応えがありそうですね!
山本山
山本山といえば、日本を代表する老舗の海苔とお茶のお店。お中元やお歳暮の贈答用、百貨店で買える高級品というイメージもありますが、ハワイではスーパーで購入できる一般的な商品もあります。

最近、パッケージがリニューアルし、ロゴなども一新しておしゃれなブランドイメージを打ち出していますが、旧パッケージに愛着のある長年のユーザーの声があるため、新旧パッケージ両方とも販売しているそうです。新しいビジュアルもシンプル&スタイリッシュなのでぜひ探してみては?
山本山の緑茶などのティーパックもスーパーでよく見る定番品です。
伊藤園
日本で老若男女に愛される緑茶ブランド「伊藤園」。なんと言っても「おーいお茶」が代表銘柄ですが、ハワイではABCストアでよく見かけるトロピカルジュースやミネラルウォーターも展開しています。

どのボトルにも「unsweetened」の表記があってユーザーフレンドリー♪他にほうじ茶、ジャスミン茶もありました。

↑缶タイプはウーロン茶と緑茶の2種類。

↑リーズナブルで買いやすいミネラルウォーター。実は伊藤園が製造しています。

↑トロピカルなデザインのALOHA MAIDのジュースは全7種類。他に、パッションオレンジ、グアバネクター、リリコイパッション、アップルアイスティー、パッショングアバネクター、パイナップルオレンジがあるのでぜひ探してみてください!

ドンキでは粉末の抹茶も発見!こちらはメインランド(アメリカ本土)向けに製造される商品ですが、ハワイでも人気のようです。
海外に行くとウーロン茶や緑茶が甘くて驚くことがありますが、日本茶に親しんできた我々にとっては緑茶飲料は心のオアシスですよね。やっぱり日本のお茶は美味しいな、とハワイにいてもメイド・イン・ジャパン製品のありがたみを感じてしまいます。
グリコPocky【限定フレーバー】
グリコからポッキーの「Limited Edition」が登場しているのを発見!「ココナッツ」「ミント」「ソルテッドバニラ」と3種類あり、どれもハワイらしいフレーバーでお土産にも喜ばれそうです。

ポッキーはドンキだけでなくワイキキのディスカウントストア「ロス・ドレス・フォー・レス」でも販売される人気のお菓子。チョコバナナ、クッキー&クリームなどアメリカっぽいフレーバーを展開しているので、日本では見かけないパッケージだなと思ったら即買いが正解ですよ!
【番外編】フローズン・モチ・ドーナツ
最後に、番外編で冷凍ドーナツをご紹介。この見た目は某ドーナツ屋さんの大人気商品を思い起こしてしまいますが、ハワイにもよく似たリリハベーカリーのポイモチ・ドーナツがあるので、こちらの類似商品なのかもしれません。いずれにしろ、あの美味しいドーナツを自宅(やホテル)で簡単に食べられるのは嬉しい!

日本ではあのドーナツの「神アレンジ」(フライパンで焼き目をつけると激うま)が少し前にSNSでバズっていたので、ココナッツソースやリリコイジャムなどでハワイ流のアレンジを試してみるのもおすすめ。
ハワイで愛される日本の食品メーカー、限定商品をご紹介しました。ハワイのスーパーやストアへ行ったら、ぜひ日本でお馴染みのメーカーやブランドを探してみてください。日本でのイメージとはまた違ったロゴやパッケージを目にすると、海外旅行に来ていてもなんとなく嬉しいものです。日本に帰ってからニッチな土産話&土産うんちくで盛り上がるのも楽しそうですね。