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これを読めばハワイのウクレレがわかる!歴史、有名メーカー、素材、サイズ、ハワイにあるお勧めのウクレレ店などまるっとご紹介

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ショッピング&お土産
2021/05/28 17:00 2021/05/28 16:42 UPDATE

ハワイの楽器ウクレレの歴史や老舗メーカー、使われている素材やサイズ、そしてハワイのおすすめウクレレショップなどを一挙にご紹介!
ハワイアンミュージックなどには欠かせない楽器でもあるウクレレ。ハワイが好きで始めたという方も多いのでは?意外と知らないウクレレのあれこれをぜひご覧ください。

ウクレレはハワイ生まれ?

ハワイのウクレレの歴史

ハワイの音楽を聴いていると必ずと言ってもいいほど登場する弦楽器、ウクレレ。ギターよりも小さく、独特のリラックスした音色は癒されますよね。
ハワイで親しまれているウクレレですが、どのように誕生したのか、その歴史に迫ります!

ハワイの楽器であるウクレレですが、その元となるものはヨーロッパにあると言われています。1879にウクレレの原型となるポルトガルの小型楽器(※詳しい楽器に関しては諸説あり)をポルトガルの移民で職人であったマニュエル・ヌネス、ホゼ・サント、オーガスト・ディアスの3人がハワイに持ち込みました。
その後1880年代にさまざまな改良を加えられ、マニュアル・ヌネスが「NUNES UKULELE」を立ち上げるなどし、ウクレレはハワイの楽器として確立。

1980年代にウクレレを弾くハワイアンの女性3人

そのウクレレの製造技術は20世紀初頭に今でも人気のウクレレメーカー「カマカ」に受け継がれ、その後様々なウクレレメーカーが登場しました。

ちなみに、ハワイにウクレレの原型となるポルトガルの小型楽器が到着した8月23日は「ウクレレの日」として定められています。

 

 

ウクレレ(Ukulele)の由来

「ʻukulele」には跳ねる(lele)ノミ(uku)という意味があり、ウクレレを弾く指が飛び跳ねるノミに見えたという説や、”飛び跳ねるノミ” と呼ばれた演奏者がいたなどの説があります。

 

また、Ukuには贈り物、Leleにはやってくるという意味もあったことから、リリウオカラニ女王が、「ポルトガルからハワイへの贈り物」という意味でつけた名前、と唱える説もあります。

※由来に関しては諸説あります。

 

 

ハワイ生まれのウクレレの有名ブランド

ハワイの有名ウクレレブランドをご紹介!
ハワイのウクレレメーカーは4Kと呼ばれるカマカ、カニレア、コアロハ、コオラウが主流。順番にご紹介します。

 

カマカ

まずはハワイ最古のウクレレメーカー、カマカのご紹介。
初代オーナー、サミュエル・カイアリイリイ・カマカはカイムキの自宅の地下でコアの木を使ってウクレレを作り始めました。
1916年に「カマカ・ウクレレ&ギター・ワークス」という名のワンマンショップをオープン。すぐにクオリティーの高いウクレレが手に入るお店と人気になりました。

 

1921年にはカマカウクレレと言うお店をサウスキング通りにオープン。1920年代半ば、サミュエル・カマカは新しく楕円形のウクレレを作り始めました。
それを見た彼の友人が「パイナップルみたいだね〜」と言ったことから、アーティストの友達がそのウクレレにパイナップルの絵を描きました。その後そのウクレレは特許付きのデザインとなりました。

写真引用:http://www.kamakaukulelejp.com/about/history.html

 

カマカは創業から100年ほど経った今も、ハワイの有名アーティストを含むたくさんの人に愛されているウクレレブランドです。

 

 

カニレア

オアフ島カイルア生まれのジョー・スーザはカニカピラスタイル(即興のセッション)のウクレレをビーチやお家で友達や家族のために弾きながら育ちました。
1990年、ジョーは消防士として働いていましたが、マスタールシアー※のアンクル・ピートの弟子になる機会を与えられました。
※ルシアーとはギターやバイオリンなどの楽器を製作する職人のこと。

その後現在の妻であるクリステンと購入した家のガレージで、1998年にカニレアのウクレレショップが誕生しました。

 

そして、2006年には現在のカネオヘのショップに移転。
ちなみにブランドの名前「カニレア」とは、”心踊る音色” という意味。Kaniには音という意味があり、le’aには幸福、喜びなどの意味があります。

 

 

 

コアロハ

1995年に日系のオカミさんが、ウクレレの神様とも言われているハーブ・オオタ・ジュニアさんに「ミニチュアのウクレレを作ってみて」と言われ、実際に作成したことがコアロハの歴史の始まり。
実際にチューニングもでき、弾くこともできるミニチュアウクレレが評判となり、普通のサイズも作るようにアドバイスを受けてウクレレを作るように。
現在ではコアロハはハワイを代表するウクレレメーカーの1つにまで成長。アラモアナセンターすぐ近くのショップでは様々なウクレレ、また通常時にはファクトリーツアーなども楽しめます。(2021年5月現在は新型コロナの影響で一時ツアーは休止中。)

写真はオーナーのオカミ夫妻

 

ちなみにコアロハの名前は、ウクレレの木材として代表的なコアの木の「KOA」、そしてハワイの挨拶でもあ「ALOHA」を掛け合わせてつけれたものだそうです。

 

 

コオラウ

1996年に2名の男性によってオアフ島コオラウ山脈のふもとで始まったウクレレメーカー「コオラウ」。ウクレレやギターなどの弦楽器作成に加え、修理にも特化したメーカーです。
クオリティーにこだわり、たくさんのミュージシャンにも愛されているコオラウですが、もっとたくさんの方に、ハイクオリティーでもう少し手軽なウクレレを楽しんでもらいたいと誕生したのが姉妹ブランドの「ポノ」です。

 

 

 

ウクレレのサイズ

ウクレレと一言に言ってもサイズに違いがあります。ウクレレにはバリトンという一番大きいサイズもありますが、今回は一般的なソプラノ、コンサート、テナーサイズについてご紹介します。
写真は左から、ソプラノ、コンサート、テナーサイズ。

 

以下でご紹介するウクレレの名称はこちらをご参照ください。

 

 

 

ソプラノ

ウクレレの中でも一番サイズの小さいソプラノサイズ。
テナーやコンサートのウクレレに比べてネック(弦を押さえ音程を変える部分)が短いので、音域が他のサイズのウクレレに比べて狭めなのが特徴。
また、ボディも小さく、音量も控えめ。お家で弾く場合や、ウクレレらしい弾む音が楽しみたい場合にはソプラノがお勧めです。

 

 

コンサート

次に大きいサイズがコンサートウクレレ。ソプラノを手に取ってちょっと小さいなと思った方にはコンサートウクレレがお勧め。音程も安定していて、ソプラノよりはソロでの演奏に向いているウクレレです。

 

 

テナー

今回紹介するウクレレのサイズの中では一番大きいサイズのもの。音にも一番深みがあり、安定していて、ネックの長さも長いので音域が広がり、またボディのサイズも大きくなるので音が響きやすく大きな音が出るのが特徴。
ハワイでも活躍しているウクレレ奏者などは、テナーウクレレを愛用しているそうです。

ウクレレぷあぷあのケンさんが教えてくれる、テナーウクレレのいいところ5つを動画でご覧ください!

 

 

ウクレレの素材は何が使われている?違いは?

基本的に、木で作られているウクレレですがその種類も様々。ハワイで販売されているウクレレの中でも特に多いものをご紹介します。

 

ハワイアンコア

コアの木は「神が宿る木」として、ハワイでも貴重なものとして愛されています。
ハワイにウクレレの元となる楽器がやってきたときに、ポルトガルの移民たちはハワイのコアの木を使って故郷の楽器を作ることにしました。それがウクレレの始まりと言われており、コアの木はウクレレが誕生した瞬間からウクレレの木材として愛されています。
コアの木は不規則な縞や木目が現れることもあり、その模様によって値段が高くなることもあります。
特にカーリーコアと呼ばれるものは高値!
ぬくもりのあるコロコロとした印象の音が楽しめます。

コアロハのコアのウクレレ

 

 

マホガニー

マホガニーもよく使われている木材の1つ。赤褐色で木目があまり派手でないのが特徴。
音抜けの良さがマホガニーの魅力。木目や産地によって値段は変わってきますが、安定したサウンドが楽しめます。

マイレレイのマホガニーのウクレレ

 

 

マンゴー

マンゴーと聞くとフルーツを思い浮かべるかもしれませんが、そのマンゴーの木もウクレレによく使われている木材の1つ。
実は木材のマンゴーはとっても高級なものとして取り扱われています。なぜなら本来はフルーツとして植えられていることが多く、木材として出回ることが少ないからだそう。マンゴーの木は木目に自然の色むらがあり、他の木材と比べても特に同じ見た目のものに出会えません。なので気に入るマンゴーの木のウクレレに出逢ったら買い!
音は丸みがあり、柔らかい印象です。

カメハメハウクレレのマンゴーのウクレレ

 

 

 

アカシア

コアの木もアカシア属で、こちらのアカシアの木は「アカシア・コア」と呼ばれることもあります。ですが全く違った特徴があり、アカシアのウクレレはコアのウクレレよりも本体が若干重く、音も弾けるような感じ。

カメハメハウクレレのアカシアのウクレレ

 

 

プラスチック

木材を使用しない、プラスチックのウクレレもあります。木を使用しないので値段がグッと抑えられるのが特徴。音も木のウクレレと全く違った響きで音の響きも少なめ。
本格的に弾くウクレレとして買うというよりは、インテリアとして買うのがおすすめの素材かもしれません。

 

 

ハワイのおすすめウクレレ店

ウクレレぷあぷあ

シェラトンワイキキビーチホテル内に店舗があるウクレレぷあぷあ。日本人オーナーのケンさんが対応してくれるので、質問や相談は全て日本語でOKなのが嬉しいポイント!

 

カマカ、カニレア、コアロハなどハワイ産の老舗ウクレレから、日本のウクレレメーカーがハワイで製造しているマイレレイなどのウクレレも揃います。
日本からオンラインストアで購入することができます!

STORE INFORMATION

店舗イメージ

ウクレレぷあぷあ

【無料レッスン】お店で開催中!(※要予約)お子様〜ご年配の方まで楽しめる、信頼と実績の老舗ウクレレショップ。日本人スタッフもいるのでお気軽にご相談ください♪

※お問い合わせの際は「KAUKAUを見た」と言うとスムーズです。

カメハメハ・ウクレレ

マリオットホテル内とルーワーズ通りのデニーズの隣インペリアルホテル内にあるカメハメハ・ウクレレ。20年以上ミュージックスクールで先生を務める方がオーナーのお店です。
現在、マリオットの店舗は一時休業中。

 

カニレアやお店のオリジナルウクレレ、カメハメハウクレレなどを取り扱っています。オリジナルのウクレレは工房に直接オーダーしているので、高品質で音も良いながらも破格で手に入るのが魅力。

STORE INFORMATION

店舗イメージ

カメハメハ・ウクレレ

【ウクレレ初心者歓迎!】20年以上ミュージックスクールの先生を務めるオーナーのウクレレショップ!予約なしでOKの無料レッスンをインペリアルホテルのゲスト向けに水曜日10時〜(40分間)開催中♪週に200人以上の生徒を教える人気講師の指導でウクレレ体験。プロが厳選した安くて高品質な初心者セットあり!

※お問い合わせの際は「KAUKAUを見た」と言うとスムーズです。

グッドガイズ

ワイキキから少し離れた、カパフル通りにあるグッドガイズ。ウクレレだけではなくギターなどの楽器も取り揃えています。
ハワイの楽器ショップで40年以上もの経験がある日系2人によるお店で、いつ行ってもウェルカムな空間。スタッフの方にはギターやウクレレの講師をしている方もいるので、楽器のことや弾き方はいつでも質問OK!

 

ハワイや日本の人気アーティストもお忍びで通うほどの人気楽器店。
場所は、カパフル通りの天下一品の隣!こちらのブルーの建物が目印です。

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店舗イメージ

グッドガイズ

★有名アーティストも来店の隠れ家&老舗ウクレレショップ★ワイキキから少し離れたショップだからこそお得に買えると評判!初心者用ウクレレ$40〜を始め、ハワイ産ウクレレの名器『コアロハ』は日本より断然安い!

※お問い合わせの際は「KAUKAUを見た」と言うとスムーズです。

いかがでしたか?
今回はウクレレのあれこれをご紹介しました!歴史や由来などを知ると、もっとウクレレが好きになりますよね。
初心者〜中級者向けのウクレレの選び方はこちらの記事をご覧ください。

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