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ポリネシアの伝統航海カヌー「ホクレア」に関する情報サイトが開設されました!

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2021/08/03 13:32 2021/08/03 17:19 UPDATE

ポリネシアの伝統航海カヌー「ホクレア」。
ハワイ州観光局が、レスポンシブル・ツーリズムの考え方を実践するためのキャンペーン「マラマハワイ〜地球にやさしい旅を〜」の一環として、ポリネシアの伝統航海カヌー「ホクレア」に関する情報サイトを開設しました。

ポリネシアの伝統航海カヌー「ホクレア」とは

1975年に釘を1本も使わずに復元された伝統的な双胴船「ホクレア」。これまで地球4周半も航海をした「ホクレア」号は、現在も世界中から操船技術の研修生を受け入れ、またハワイの子供たちの教育プログラムにも頻繁に利用されており、ハワイの人々から愛されています。

ホクレアとはハワイ語で「喜びの星」(ホク=星、レア=喜び)を意味し、何百年も途絶えていたポリネシアの伝統航海術を蘇らせたことから、ハワイアンの伝統文化復興運動のシンボルにもなっています。

また、海洋汚染や気候変動など数々の地球環境の危機に直面している現代人間社会に対して「自然と調和して生きる人間観」を問う存在として、ハワイ州の州宝に指定されています。

この伝統航海カヌーは、1973年にハワイ州ホノルル市に創設された非営利団体で「ポリネシア航海協会」によって管理・運営されており、ポリネシア航海協会では、「マラマホヌア(Mālama Honua:地球への思いやりを)」というメッセージを掲げ、自然の力だけを使って世界中を航海し続け、環境保全や文化伝承の大切さを伝える活動を行なっています。

 

ハワイ州観光局の「ホクレア」情報サイト

今回、ハワイ州観光局が開設した「ホクレア」情報サイトは、レスポンシブル・ツーリズムの考え方を実践するためのキャンペーン「マラマハワイ〜地球にやさしい旅を〜」の一環として開設されました。

レスポンシブル・ツーリズムとは、旅行に携わる全ての人がその土地の環境や文化などに与える影響に責任を持つべきという考えの観光であり、旅行者が持続可能性を意識することをより重視する観光スタイル。

この「ホクレア」情報サイトでは、ホクレアと姉妹船「ヒキアナリア」が2022年から2026年までの期間、日本を含む46カ国345地域に寄港する環太平洋を航海する「環太平洋航海2022-2026」プロジェクトに向けた取り組みや、最新情報を随時公開。

他にもカヌーの構造、近代計器を一切使わず、星、月、太陽、波、風、鳥といった自然の指標だけを頼りに帆走する伝統航海術(スターナビゲーション)や、「マラマホヌア世界航海2014-2017」のドキュメンタリー映画や航海記などを紹介しています。

 

気候変動や海水面上昇、増え続ける海洋ゴミの問題など、枚挙に暇がない環境問題。ハワイにとってもこれらの問題は深刻。
今回の情報サイトは、レスポンシブル・ツーリズムの観点から、これらの問題に光を当て解決方法を探る「ホクレア」の試みを、よりよく理解する最適なツールとなっています。

興味のある方はぜひのぞいてみてくださいね。

ポリネシアの伝統航海カヌー「ホクレア」に関する情報サイトはこちらから>>https://www.allhawaii.jp/hokulea

ハワイ州観光局日本支局のウェブサイトはこちらから>>https://www.allhawaii.jp/

 

 

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