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【11月14日】ハワイ、全米「最も幸せな州」2025年版で再び1位に返り咲き
【11月14日】ハワイ、全米「最も幸せな州」2025年版で再び1位に返り咲き
アメリカの調査会社ウォレットハブ(WalletHub)が発表した「Happiest States in America(2025)=全米で最も幸せな州ランキング」で、ハワイは30の指標を総合したスコアで堂々の1位に。毎年上位に入るハワイですが、今年は気持ちよくトップの座へ戻ってきました。
調査によると、ハワイの人たちは「生活にとても満足している」という声が全米で最も多く、うつ病の割合も全米で2番目に低いそうです。さらに、住民の85%が「健康状態は良い」と感じていて、平均寿命も全米最長。たしかに、青い海や心地よい風の中で過ごしていれば、心も体も整ってくる気がしますよね。
経済面でもハワイは安定していて、失業率は2.4%と全国でもかなり低い水準。年収7万5,000ドル以上の世帯も多く、経済的な不安を感じる人が比較的少ないのも特徴です。調査担当のアナリストは、「住む場所そのものが幸福度に大きく影響する」とコメントしており、ハワイの生活環境が幸福につながっていることが改めて示されました。
とはいえ、良いことばかりではありません。実はハワイ、睡眠不足の項目では全米最下位。でも、地域のつながりや ʻohana(家族)の文化がしっかり根付いているおかげで、心の面ではバランスが取れているようです。日常のちょっとした支え合いや「アロハスピリット」も、きっと大きな役割を果たしているのでしょう。
今年の全米調査では、アメリカ全体で生活満足度がやや低下傾向にある中、ハワイは相変わらずの高い幸福度を見せています。
こうして見ると、やっぱり“ハワイに住みたい!”と思う人が多いのも納得ですね。
【11月13日】ハワイの新スピード取り締まりカメラ、運用開始12日で反則切符ゼロ
今月からハワイで運用が始まったスピード取り締まりカメラが、最初の12日間で発行したスピード違反の反則切符がシステム側の問題により「ゼロ」だったことが分かりました。
州によると、速度超過のデータが赤信号取り締まり用カメラのデータと混ざって処理されてしまい、反則切符として正常に送れない状態になっていました。エド・スニッフェン州交通局長は、「司法部門で処理がしやすいよう、裏側の設定を調整しているところ」と説明。業者が修正作業を進めており、早ければ週末にも問題が解消する見通しです。
ただ、問題はシステムだけではありません。実際に切符を確認して発行するホノルル警察の担当者は現在わずか3人。警告期間中は月に6万件近い違反が出ていたことを考えると、とてもさばききれない数字です。
交通違反の弁護をよく扱う弁護士パット・マクファーソン氏は、「もしみんなが異議申し立てをしたら、今の体制では対応できない」と指摘。また、今回カメラが設置されている場所はもともと赤信号対策のために選ばれた交差点で、「速度を出しやすい場所ではないのに、そこでスピード取り締まりをするのは公平じゃない」とも話しています。
スニッフェン局長は、来年の州議会に対して体制強化を提案する予定で、州保安官や他の法執行官にも切符承認を担ってもらえるよう法改正を求める方針。また、公園の近くや工事エリア、くねくね道の多い住宅地の上部など、より危険が大きい場所への設置拡大も検討しているとしています。

その一方で、移動式カメラの導入については「ドライバーに分かりにくく、意図しない取り締まりになってしまう」として、今後も使用しない考えを示しました。
【11月12日】韓国発の人気コンビニ「CU Hawaii」がついにグランドオープン!
韓国で大人気のコンビニエンスストア「CU(シーユー)」が、ついにホノルルにオープンしました。11月11日にダウンタウン・ホノルルのエグゼクティブセンター(Bishop & Hotel St.)でグランドオープンし、アメリカ第1号店として話題を集めています。営業時間は朝6時から夜11時まで。韓国のトレンド商品からハワイ限定メニューまで揃う、新感覚の“ローカル×コリアン”コンビニとして注目されています。
CU Hawaiiでは、ハワイの人気カフェ「アイランド・ヴィンテージ・コーヒー」や、マウイ出身の人気シェフ、シェルドン・シメオン氏とコラボレーション。シメオン氏監修のメニューも登場します。CEOのロバート・クリス氏は「地元の味を大切にしながら、ハワイらしいメニューを作りたかった」と話し、「シェルドンは友人であり、メニュー開発に欠かせないパートナー。地元の人たちにも親しみのある味を提供したい」と語っています。
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また、ショッピングバッグやグッズにはハワイのデザイナー、シグ・ゼーンのデザインを採用。今後もローカルアーティストやブランドとのコラボを積極的に行う予定だといいます。「CUは韓国でも地域に根ざした“コミュニティストア”として親しまれています。ハワイの文化とも通じる部分が多いと思うので、ここでも新しい形で地域とつながっていきたい」とクリス氏は話しました。
店内では、韓国のCUで人気のドリンクブランド「デラフェ(Delaffe)」を体験できるステーションが設けられています。自分で好きなフレーバーを組み合わせて作れるのが特徴で、人気の組み合わせは「アメリカーノ×バナナミルク」。パウチ式のドリンクを氷の上に注いで楽しむスタイルが話題を呼んでいます。
さらに、韓国でもCU限定のブランド「PBick(ピービック)」のスナックも登場。チョコディップ付きのチュロスやクッキー入りのお菓子など、ハワイではここでしか買えない商品が並びます。もちろん、カップラーメンの品ぞろえも充実しており、韓国好きにはたまらないラインアップです。
グランドオープン当日は、先着100名におみやげバッグがプレゼントされ、多くの人が行列を作りました。公式アプリ「CU Hawaii」も同時にリリースされ、ポイントを貯めてドリンクやフードと交換できるほか、限定クーポンや最新情報もチェックできます。オープン初日に登録したユーザーには250ポイントがプレゼントされる特典もありました。
クリスCEOによると、今後1年以内に9店舗以上の新規出店を予定しており、ハワイ各地への展開も計画中とのこと。韓国のトレンドとハワイのローカル文化が融合した、まったく新しいコンビニ「CU Hawaii」。オシャレでちょっとワクワクする空間を、ぜひ一度のぞいてみてはいかがでしょうか。
CU Hawaii
住所:Executive Centre(1088 Bishop St, Honolulu, HI)
営業時間:6:00〜23:00
【11月11日】スカイライン利用者数が急増! 第2区間の開業で1日平均乗車数が2倍以上に
ホノルル市が発表した10月のスカイライン(Skyline/ホノルル・レール)の利用者数によると、10月は1日あたりの平均乗車数が2倍以上に増加したことが分かりました。
大きな要因となったのは、10月16日に開業した「第2区間(セグメント2)」。これにより、スカイラインはカポレイ(Kapolei)からカリヒ(Kalihi)まで運行エリアが拡大しました。
開業前の10月前半、スカイラインの1日平均乗車数は約3,858人で、最も多かったのは10月15日の4,869人。最も少なかったのは10月5日の2,101人でした。
しかし第2区間が運行を開始した10月16日以降は、平均約11,649人が1日あたり利用。開業後、利用者数はまさに「急上昇」となりました。

特に注目されたのが、10月18日・19日に実施された無料乗車キャンペーン(Free Fare Weekend)。この2日間はそれぞれ19,587人(18日)、20,070人(19日)が利用し、スカイライン史上最多を記録しました。
有料乗車で最も多かったのは開業初日の10月16日で、11,922人が利用。一方、最も少なかったのは10月25日の8,559人で、この日はちょうどアロハスタジアムで「Aloha to Aloha Stadium」コンサートが開催されていた日でした。
第2区間開業前は1日4,000人前後で推移していた利用者数が、開業後は1万人前後へと大きく伸びています。
10月全体の平均は7,786人/日で、9月の3,984人/日から約2倍に増加しました。
スカイラインの利用者数は2025年に入ってから徐々に増加傾向にあり、特に年後半は安定して上昇を続けています。
2025年の各月の平均乗車数は以下の通りです。
1月:2,978人
2月:3,494人
3月:3,309人
4月:3,469人
5月:3,225人
6月:2,972人
7月:3,090人
8月:3,305人
9月:3,984人
10月:7,786人
新区間の開通によって通勤・通学や観光での利用が広がる中、今後の利用動向にも注目が集まりそうです。
【11月10日】廻転鮨 銀座おのでら、ハワイの子どもたちに「働く楽しさ」を届ける体験型プログラム
ホノルルの人気寿司店 「廻転鮨 銀座おのでら」 に、ちょっと特別なお客さんがやってきます。2025年11月23日(日)、教育スタートアップ MIRAI HANA(ミライハナ) が主催する子ども向けワークショップ「Future Makers of Hawai‘i」の一環として、“寿司職人体験” が開催されます。

このイベントでは、14名の子どもたち(5〜14歳)が職人さんの指導を受けながら、本格的な寿司づくりに挑戦。シャリを握り、ネタをのせ、自分だけの寿司を完成させます。日本の伝統文化に触れながら、「おもてなし」の心を学ぶ貴重な機会です。
「子どもたちには、ハワイのローカル企業をもっと知ってほしい。そして、そこにある“人の想い”や“働くことの喜び”を感じてもらいたいんです」と語るのは、MIRAI HANA代表の室谷まどかさん。AIやテクノロジーが進化する時代だからこそ、リアルな体験を通して“働くことの意味”を伝えたいという想いが込められています。
MIRAI HANAは2025年8月にプログラムをスタート。これまでに cakeM(ケーキ店)、TEN TOMORROW(ファッションブランド)、Kaimuki Shokudo(レストラン) など、ハワイを代表するローカル企業とコラボレーションし、延べ130名以上の子どもたちが参加してきました。どの回も「楽しかった!」「将来こんな仕事がしたい!」という声があがる人気プログラムです。
今回の「寿司職人編」は、廻転鮨 銀座おのでら と JTB Hawaii Travel, LLC の協力のもと実施されます。おいしくて楽しい、そして心に残る一日になりそうです。気になる方は下記、公式サイトをご覧ください!
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